作成日時:2025年3月26日

トレーナーって皆んな同じ?目的に応じてトレーナーを選ぶべき理由-パーソナルジムAID広尾

トレーナーの種類は何があるの?

現在日本のトレーナー市場では、2タイプのトレーナーが存在します。

この2タイプとは「メディカル」と「トレーニング」の二つです。プロフェッショナルスポーツでは、この2タイプのトレーナーがチームに所属し選手をサポートしています。

皆さんの周りにもこの2タイプのトレーナーがいらっしゃるのですが、判別が上手くできないため皆さんが求めるトレーナーに出会えていない問題が生じています。
こちらの記事ではこの区別をお伝えし、皆さんが求めているトレーナーに巡り会えるお手伝いができれば幸いです。

トレーナータイプ1:メディカル

まず最初はメディカルトレーナーです。
メディカルトレーナーの主な得意分野は、怪我や痛みに対して施術をすることです。資格によってはリハビリの指導もできるため、怪我後や痛みがある場合はこのようなトレーナーにみてもらうのが良いでしょう。
では、実際にどのような資格があるのかチェックしてみましょう。

・アスレティックトレーナー(日本民間資格:リハビリ寄り)
・アスレティックトレーナー-ATC(アメリカ資格:リハビリ寄り)
・作業療法士(日本国家資格:リハビリ寄り)
・柔道整復師(日本国家資格:治療寄り)
・鍼灸師(日本国家資格:治療寄り)
・理学療法士(日本国家資格:治療・リハビリ)

メディカルトレーナーによっては、資格取得後に新たな知見・技術を取得し活動されている方もいらっしゃいます。上記はあくまで資格の特徴だと理解してください。

トレーナータイプ2:トレーニング

次にトレーニングトレーナーです。
トレーニングトレーナーの主な得意分野は、器具や自重を用い体を鍛えることです。主に身体能力向上を目的としているため、何かの能力を伸ばしたい場合は、このようなトレーナーにみてもらうのがお勧めです。
どのような資格があるのかチェックしてみましょう。

・JATI認定トレーニング指導者(日本)
・JHCA認定パーソナルトレーナー(日本)
・健康運動指導士&健康運動実践指導者(日本)
・NASM認定パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト-PES(アメリカ)
・NASM認定コレクティブエクササイズスペシャリスト-CES(アメリカ)
・NSCA認定パーソナルトレーナー-CPT(アメリカ)
・NSCA認定ストレングス&コンディショニングコーチ-CSCS(アメリカ)
・NESTA認定パーソナルトレーナー-PFT(アメリカ)

このような資格があり、その他の資格としては各会社(フィットネスクラブなど)認定のトレーナーがいます。資格によっては、4年制の大学を卒業しないと取得できない資格(例えば、NSCA認定ストレングス&コンディショニングコーチ-CSCS)もあるため、種類により資格取得プロセスが異なることも認識しておくと良いでしょう。したがって、資格の取得にかかる条件が厳しいほど、資格の信頼性も高いものになる傾向があります。

何を目的としてトレーナーを選ぶか?

では、最終的に何を基準にトレーナーを選べば良いのでしょうか?

トレーナーを選ぶ際は、「何を目的にするか?」を明確にしましょう。

怪我や痛みに対しては、治療ができるメディカルトレーナーがおすすめです。それに対して、運動能力向上はトレーニングトレーナーがおすすめです。
もし、「腰が痛いけどゴルフのパフォーマンスをあげたい」という場合は、両方の資格を持っているトレーナーに相談するのが最善です。実際、パーソナルジムAID広尾の強みはメディカル&トレーニングの有資格トレーナーがいることです。もし何かの問題を抱えている場合は、遠慮なく無料カウンセリングフォームをご利用ください。

気をつけるべき点:日本における業界のグレーゾーン

一方で、このトレーナー業界において日本にはグレーゾーンがあることも知っておく必要があります。

実は...
日本ではトレーナー資格を持っていなくてもトレーナーと名乗れます。

トレーニングの本場アメリカでは、トレーナーが保険に加入しなければならないため、100%有資格者しかトレーナーと名乗ることができません。しかし、日本では保険加入制度が定められていない(そして保険加入時にトレーナー資格を提出しなくて良い)ため、誰でもトレーナーを名乗ることができるのが現状です。

どうやって良いトレーナーか判断するか?

確かに資格は重要な要素かもしれませんが、有資格者でなくても素晴らしいトレーナーがいるのも事実です。

もし安心を得たいのであれば、あらかじめ有資格者のトレーナーを選ぶと良いでしょう。そして、無資格でも素晴らしいトレーナーかを判断するには、皆さんが知っている知識をトレーナーにぶつけてみると良いでしょう。知識があるトレーナーであれば、皆さんがお持ちの知識にプラスαの知識を与えてくれるはずです。プラスαの知識がある=勉強しているトレーナー、なので良いトレーナーと推測ができます。

あとは相性の良い方を選ぶのが一番大事です。体を預けることになるので、信頼できる相性の良いトレーナーを選ぶようにしましょう。

さらに言えば、信憑性の高いエビデンス(証拠)を持っているかどうかも重要になります。
そのトレーナーの見解なのか、または論文で発表された内容なのかを知ることにより、信憑性が高くなります。

まとめ

トレーナー業界には様々な資格が存在します。そのため、得意としている分野が違うことを認識しておくと良いでしょう。

皆さんが求めている内容・目的・目標を改めて明確に考えてみてください。それに沿ったトレーナーを選ぶのが、最短でゴールを達成するコツになります。
パーソナルジムAID広尾では、幅広い知見と様々な資格をもったトレーナーが皆さんの健康をサポートしています。もし何か不安なことがありましたら、遠慮なく無料カウンセリングフォームにお問い合わせください。

  • 経歴
    • 2011年 ミネソタ州立モアヘッド大学卒業
    • 2011-2012年 Park Avenue Therapies, Inc., Cloquet, MN, USA 勤務
    • 2014年 ノースダコタ州立大学院卒業
    • 2014年-現在 株式会社N-SQUARE
  • 資格
    • 全米認定アスレチックトレーナ(ATC)
    • NSCA認定ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    • NASM認定コレクティブ・エクササイズ・スペシャリスト(CES)
    • PRI認定トレーナー(PRT)

2011年にアメリカ・ミネソタ州立モアヘッド大学卒業を期に、アメリカ・カナダで様々なメソッドを学ぶ。2012-2014年にアメリカ・ノースダコタ州立大学院へ通いながら、全米アイスホッケーリーグ(USHL)のチーム、Fargo Forceのアシスタント・アスレチックトレーナー兼ストレングスコーチとして携わる。2014年に日本へ帰国後は、パーソナルトレーナー・アスレチックトレーナーとして、プロアスリート、フィットネスジム、整形外科と契約を結び活動する傍ら、講師として自身の経験を含んだ様々なリハビリ・コンディショニング・トレーニング方法を紹介している。

Active-Aid Program:https://www.activeaid-program.com/

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