作成日時:2025年10月3日

慢性的な肩こりは「筋肉」ではなく「骨の動き」が原因かも?

はじめに:肩こりは筋肉の問題だけじゃない

「肩こり=筋肉が硬いこと」と思っていませんか?
確かに、肩や首の筋肉が硬くなることは事実です。ですが、それは“結果”でしかありません。

その背後には、「関節の可動性(骨の動き)」の低下が深く関わっています。

今回は、肩こりの原因を「胸郭(きょうかく)」にフォーカスして解説し、実際にあった例に関してもお話します。

肩こりが悪化する仕組み:呼吸補助筋の働きすぎ

胸郭の動きが制限されると、呼吸が浅くなります。

すると、本来は「補助的」に働くはずの首や肩の筋肉(呼吸補助筋)が常に働き続けることになります。

代表的なのは以下の筋肉です。

・胸鎖乳突筋(首の前面にある大きな筋肉)
・斜角筋(首の横にある呼吸補助筋)
・大胸筋・小胸筋(胸の前側の筋肉群)

これらの筋肉が疲労し硬くなることで、

・首こり
・肩こり
・頭痛
・眼精疲労

といった症状に発展します。
さらに、呼吸が浅い習慣が続くと胸郭はますます硬くなり、悪循環に陥ります。

肩こり改善のカギ:「Joint by Jointアプローチ」

パーソナルジムAID広尾では、「Joint by Jointアプローチ」という考え方をベースにしています。

身体の関節には大きく分けて次の2つの役割があります。

安定すべき関節
動くべき関節

たとえば、

・胸椎(背中の真ん中あたり) → 「動くべき関節」
・肩甲骨や下位頚椎(首の下の部分) → 「安定すべき関節」

胸椎が硬くなって「動く」役割を果たせないと、その分「安定すべき首や肩」が動きすぎてしまいます。これが筋肉への負担を増大させ、慢性的な肩こりを引き起こすのです。

AID広尾での肩こり改善プログラム

セルフケアだけでは足りない場合もあります。

AID広尾では、

・姿勢・呼吸の評価
・胸郭・胸椎の柔軟性を向上し可動域を獲得するためのエクササイズ
・エクササイズなのかで呼吸を意識的に取り入れる
・安定性を高める体幹エクササイズ

を組み合わせ、個々の状態に合わせたプログラムを提供しています。

「肩を揉む」「ストレッチする」だけにとどまらず、根本原因である「関節の動き」を改善するのが特徴です。

ここまでは運動をしましょうという話をしてきましたが、筋肉や腱といった組織の柔軟性が低下した状態では運動の効果を最大限に発揮することが難しいです。

そのような場合には、「ラジオ派」というの温熱の治療器を利用し組織の循環を良くしてから運動を行なっていきます。私は柔道整復師の資格を保有しているため、全身のバランスを手技で調整することも行なっています!

胸郭の動きを深掘りする!

胸郭は、胸椎・肋骨・胸骨から構成され、肺や心臓といった臓器を守るだけでなく、体幹の安定や動きに大きな影響を与える重要な部位です。特に呼吸運動に深く関わり、また肩や腰の動作にも連動しているため、日常生活やスポーツのパフォーマンスに直結します。

では、この胸郭はどのように動くのでしょうか?

胸郭の運動は一方向だけでなく、立体的で複雑です。主な動きは次の4つに分けられます。

屈曲(前屈)・伸展(後屈)
胸椎を中心に前後へしなります。デスクワークでは屈曲(猫背)が強まりやすく、伸展が不足しやすいのが特徴です。

②側屈(横に倒す動き)
片側の肋骨が縮み、反対側は広がります。ゴルフや投球などのスポーツではこの動きが大きく使われます。

③回旋(ねじる動き)
胸椎と肋骨が連動し、体幹を左右にねじります。胸郭が硬いと腰や肩で代償が起こりやすく、痛みの原因になることもあります。

④呼吸運動(吸気・呼気)
肋骨が上下・外側に広がり、横隔膜と肋間筋の働きで胸郭全体が拡張・収縮します。いわゆる「ポンプハンドル運動」や「バケツハンドル運動」と呼ばれるメカニズムが関わります。

    まとめ:慢性的な肩こりは「骨の動き」を見直そう

    ・「肩こり=筋肉の問題」ではなく、胸郭・胸椎の可動性 に注目する必要がある
    ・胸郭が硬くなると呼吸が浅くなり、首や肩の筋肉が働きすぎる
    ・「Joint by Jointアプローチ」により、胸椎を動かすことで肩や首の負担を減らせる
    ・ストレッチ・呼吸法・エクササイズを組み合わせると効果的

    もし、

    ・呼吸が浅い
    ・デスクワークが多い
    ・ストレッチしても肩こりが取れない

    そんな悩みを抱えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

    パーソナルジムAID広尾では、肩こりの根本原因にアプローチし、快適な生活や仕事、スポーツパフォーマンスをサポートします。

    本物のケア&パーソナルトレーニングを広尾で!!

    パーソナルジムAID広尾では、体験トレーニングを75分間で行っています。
    「75分はちょっと長いな、、、」と思われた方もいるかもしれませんが、ご安心ください!

    ・アンケート、カウンセリング(10分)
    ・姿勢評価(5分)
    ・トレーニング(45分)
    ・再度姿勢評価(5分)
    ・プラン説明、手続き(10分)

    上記を目安に進めていきます。ご要望があればしっかり動く時間を確保することも可能です!
    充実の75分で料金は5500円 (通常価格) となっています!

    パーソナルトレーニングではその日の体調に合わせて、目的に沿うようにウエイトトレーニングだけでなく、ヨガやピラティスの種目・有酸素運動を組み合わせて行なっていきます!

    パーソナルジムAIDについて紹介している記事もあります。ぜひ「こちら」も合わせてご覧ください。

    パーソナルジムAID広尾へのアクセス

    パーソナルジムAID広尾は、広尾駅と恵比寿駅のどちらからも徒歩圏内でアクセス可能です。通いやすい立地なので、仕事帰りやお出かけついでにも便利です。
    恵比寿駅・広尾駅のお近くでパーソナルトレーニング受けたいという方は、是非一度いらしてください!

    広尾駅からのアクセス(徒歩約4分)←タップで地図を表示

    広尾駅2番出口を出て地上に上がります。
    ②「広尾散歩通り」を右に曲がり、セブンイレブンを目印に直進します。
    ③ 約180m進むと「祥雲寺」の門が見えるので左折します。
    ④ さらに約50m進むと右手に「ナチュラルローソン」があるので右折。
    ⑤ そのまま10mほど進むと左手に「SR広尾」ビルがあります。
    ⑥ ジムはビルの4階にあります。

    恵比寿駅からのアクセス(徒歩約15分)←タップで地図を表示

    恵比寿駅東口を出て恵比寿ガーデンプレイス方面へ直進します。
    ②「恵比寿南交差点」を渡り、広尾駅方面へ進みます。
    ③ 道中に「ナチュラルローソン」や「祥雲寺」などの目印があります。
    ④ 広尾駅近くの「広尾散歩通り」を右折し、上記の広尾駅からのルートと同じ道順で進んでください。

    経歴
    ー2017-2023 学校法人杏文学園 杏文パフォーマンスセンター
    ー2023-現在 株式会社N-SQUARE
    資格
    ー柔道整復師
    ー柔道整復師
    NSCA-CPT