作成日時:2025年6月3日

膝の痛みと股関節の関係性とは-パーソナルジムAID広尾

「歩いていると膝が痛くなるんです」
「階段の上り下りがつらくて…」
こうしたお悩みを抱えている方は、実はとても多くいらっしゃいます。

特に中高年の方や、運動を定期的にしていない方に多く見られますが、最近では20〜30代の比較的若い世代の方からも、膝の違和感や痛みのご相談をいただくことが多々あります。

こういったケースでよくあるのが、「明らかなケガや病歴がないのに痛みが出ている」という状況です。
たとえば、靭帯を損傷した、半月板を痛めた、あるいは手術をしたなどの過去があるわけでもない。にもかかわらず、日常動作の中でじわじわと膝に不調を感じている。

その原因は、果たして膝そのものにあるのでしょうか?

もちろん、膝の組織に問題が起きている可能性もありますが、実はその痛み、「股関節の可動性」に問題があるケースが非常に多いのです。

股関節は本来、大きな可動域と自由度を持ち、身体の動作全体に大きく関わる重要な関節です。
ところが、生活習慣や姿勢、運動不足、筋力のバランスなどによって、股関節が本来の動きを発揮できなくなると、そのツケが膝に回ってしまうのです。

なぜ股関節の問題が膝の痛みに影響を与えるのか?
今回はこの「膝の痛みと股関節の関係」について、詳しく解説していきます。

知っておきたい関節の役割

関節にはモビリティー関節スタビリティー関節の2つの役割があります。

①モビリティー関節=可動性の役割を持つ関節

足関節、股関節、胸郭、肩甲上腕関節など。

②スタビリティー関節=安定性の役割を持つ関節

膝関節、腰椎、肩甲胸郭関節、下位頸椎ど。

モビリティー関節とスタビリティー

図のように、モビリティー関節スタビリティー関節交互に並んでいるのです。

スタビリティー=固定と思われがちですが、スタビリティー=安定です。
固定とはガッチリと固めると言うようなニュアンスになりますよね。スタビリティー関節がガッチリと固まってしまうと、力みとなってしまうためエネルギー効率が悪くなってしまいます。
一方で「安定」とは、必要に応じて形を変えながらも、崩れない状態。関節が環境や動作に対応しながらも、しっかりと支えられていることを指します。

例えば腰椎(体幹部)がしっかり「安定面を作る」ことで、股関節が適切に「可動する」ことができます。

ある関節が役割を果たさずにサボっていると、別の関節が代わりにその役割を担わなければいけなくなります。
その結果、代わりに役割を担った関節は、本来持っている役割とは違う役割を果たさなくてはならなくなり”負担”となります。

それぞれの役割を果たすことで、ダイナミックな動き・キレのある動作が可能となっています。

引用:Journal of Spine Research(アスリートの腰痛を胸郭から見る―Joint by Joint Theoryに基づく評価と治療https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspineres/15/6/15_2024-0609/_pdf/-char/ja

股関節モビリティーと膝関節スタビリティー

上記の「モビリティー」「スタビリティー」を理解されている方は多く、それらの解決にトレーニングやストレッチに取り組まれている方は多くいます。

一つ一つの関節のモビリティー、スタビリティーを向上させても、全体がうまく噛み合いながら動いているかがポイントとなります。

股関節をうまく使えているか!?


いくらストレッチやトレーニングをしていても、実際の動作の中で関節がうまく連動していなければ、根本的な改善にはつながりません。

たとえば歩行動作では、「足関節―膝関節―股関節」の3つの関節が連動し、それぞれが適切に機能することが求められます。

もし、股関節の伸展(脚が骨盤よりも後ろに伸びる動き)が十分に出ないと、体はそれを補おうとします。その結果、代償動作として膝の屈曲(膝を曲げる動き)が過剰に起こり、膝関節への負担が増えてしまうのです。

このように、本来股関節が担うべき動きを膝がかばうことで、痛みにつながるケースは非常に多く見られます。

痛みの根本的な改善には、単に柔軟性や筋力を高めるだけではなく「足関節ー膝関節ー股関節」の3つの関節が連動してスムーズに動くことが必要不可欠です。

そのためには、適切なモビリティーとスタビリティーの土台をつくったうえで、動作の中でそれらを統合するトレーニングが必要になります。
モビリティー関節の可動性向上エクササイズはこちらの記事で紹介しています。合わせてご覧ください。

AIDでは“痛みのない体”をつくります

パーソナルジムAIDでは、モビリティーとスタビリティーの評価・改善はもちろん、
それによって培った筋力を日常生活の動作改善や痛み改善にフォーカスしたトレーニングを行っています。
パーソナルジムAIDで実施している身体評価内容はこちらの記事で紹介しています。是非ご覧ください。

ただ筋肉を鍛えるのではなく、「どう動くか」「力をどう伝えるか」を重視したトレーニングを提供しています。

痛みなく生活したい方、なかなか痛みが取れない方へ。
AIDで、痛みのないストレスフリーな体づくりを一緒に目指しませんか?

体験トレーニングについて

パーソナルジムAIDでは、体験トレーニングを75分間で行っています。
75分ながっ!!と思われた方もいるかもしれませんが、ご安心ください。

・アンケート、カウンセリング(10分)
・姿勢評価(5分)
・トレーニング(45分)
・再度姿勢評価(5分)
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上記を目安に進めていきます。ご要望があればしっかり動く時間を確保することも可能です!
たっぷり75分で5500円となっています!

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経歴
ー2020-2025 FLUX CONDITIONINGS
ー2025- 株式会社N-SQUARE

資格
ーNSCA-CSCS
ーActive-Aid Program Level 1 修了
ーActive-Aid Program Level 2 修了
ー中学校教諭一種免許状(保健体育)
ー高等学校教諭一種免許状(保健体育)

パーソナルジムAID広尾へのアクセス

パーソナルジムAID広尾は、広尾駅と恵比寿駅のどちらからも徒歩圏内でアクセス可能です。通いやすい立地なので、仕事帰りやお出かけついでにも便利です。

恵比寿駅・広尾駅のお近くでパーソナルトレーニング受けたいという方は、是非一度いらしてください!

広尾駅からのアクセス(徒歩約4分)

広尾駅2番出口を出て地上に上がります。
②「広尾散歩通り」を右に曲がり、セブンイレブンを目印に直進します。
③ 約180m進むと「祥雲寺」の門が見えるので左折します。
④ さらに約50m進むと右手に「ナチュラルローソン」があるので右折。
⑤ そのまま10mほど進むと左手に「SR広尾」ビルがあります。
⑥ ジムはビルの4階にあります。

恵比寿駅からのアクセス(徒歩約15分)

恵比寿駅東口を出て恵比寿ガーデンプレイス方面へ直進します。
②「恵比寿南交差点」を渡り、広尾駅方面へ進みます。
③ 道中に「ナチュラルローソン」や「祥雲寺」などの目印があります。
④ 広尾駅近くの「広尾散歩通り」を右折し、上記の広尾駅からのルートと同じ道順で進んでください。