作成日時:2025年6月3日

デスクワーカーが「姿勢」を崩しやすいのはなぜ?-パーソナルトレーニングジムAID広尾

「猫背が気になる。」
「立ち姿がなんとなくカッコ悪い。」
「ぽっこりお腹が気になる。」

これはデスクワークの方からよく聞く言葉です。
その原因とメカニズムを正しく理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。

なぜ姿勢が崩れるの?|デスクワーカーが不良姿勢になりやすい理由

1. 長時間のデスクワーク・座りっぱなし

デスクワークの方は、多いと1日に10時間以上は「座る」っているのではないでしょうか。

実際、イギリスの研究(Dall & Coulter, 2008)によると、成人の平均座位時間は9.5時間にも及びます。
長時間座っていると、脊柱の自然なカーブが失われやすく、背中を丸めてモニターを見続けることで猫背が助長されてしまいます。

さらに、目線は画面の中では動くものの、ものすごく狭い範囲内でしか動いていません。。。
このようにしている状態を「固定視」と言います。この「固定視」が姿勢に及ぼす影響に関してはこちらの記事をご覧ください!(固定視が招く筋の硬さ!

2. 運動不足による筋力低下とアンバランス

運動不足によって姿勢を保つために必要な「抗重力筋」が弱まり、姿勢を支える能力が低下してしまいます。また、特定の動きしか行わなくなることで、筋のバランスが崩れやすいです。

「子供の頃は出来たのに、こんなこともできなくなってしまったのか!?」
とそんな経験がある方もいるのではないでしょうか?

理学療法士のKendallら(2005)は、姿勢の乱れは「筋の短縮と抑制のパターン」によって説明できるとし、Janda(1983)もまた、「筋の不均衡が姿勢異常の根本にある」と述べています!

これらの観点からもAID(エイド)広尾のパーソナルトレーニングでは、クライアント一人一人の目的に合せるだけではなく、さまざまな運動を行うことで皆様の健康をサポートしています。

3. スマホ・PCの使用による「頭部前方位」

PC作業中に画面へ顔を突き出すような姿勢は、首や背中に大きな負担をかけ。Hansraj(2014)の研究では、首を前に45度倒すと、頸部に約22kgの負荷がかかると報告されています。これは子どもを首で支えているような状態であり、「首のこり」「肩こり」の大きな原因になります。

このような姿勢が続いてしまうと、脳への血流が減り「ボーッと」してしまう、「頭がいたい」といったことを感じやすくなります。

頭の重さを例えるときに、よくボーリングのボールが用いられます。ボーリングのボールを胸の前で手を伸ばして持っているときついのは想像がつきますよね!

その負荷をデスクワークの際には、「首」にたいしてかけているとしたら、、、
そう!「姿勢」が崩れるだけでなく、「肩こり」「頭痛」にも繋がってきます。

4. ストレスやメンタルの影響

「気分が落ちて背中が丸まっていた」
「緊張して肩が上がる」

そんな経験はありませんか?

ストレスによって身体は防御的な「姿勢(胸を閉じる・背中を丸める)」になりやすく、呼吸は浅くなり筋緊張にもつながります。

Peperら(2009)の研究では、「猫背の姿勢がネガティブな感情を助長しやすい」ことが確認されています。つまり、「姿勢」は心にも影響を与えるのです。

姿勢タイプの分類|代表的な4つの不良姿勢

ではここから、「姿勢」の分類について解説します。自身の「姿勢タイプ」を知ることで、改善へのアプローチが明確になります。

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        引用:ケンダル:筋:機能とテスト: 姿勢と痛み

1. スウェーバック姿勢(Sway Back)

特徴:
・骨盤が前方にスライド
・胸椎の後弯が増加、腰椎の前弯が減少
・首が前に出て、だらんとした印象

2. フラットバック姿勢(Flat Back)

特徴:
・骨盤が後傾
・ 腰椎・胸椎のカーブが平坦化
・背筋がまっすぐすぎて疲れやすい

3. ロードーシス姿勢

特徴:
・骨盤が前傾
・腰椎の前弯が強い
・お腹が前に出て見える

4. カイホ・ロードーシス姿勢

特徴:
・骨盤が前傾、腰は反っているが背中は猫背
・頭部前方位
・全体的にアンバランスな姿勢


姿勢改善の第一歩は「気づくこと」

いかがでしたでしょうか?

「姿勢」は習慣の積み重ねによって作られます。
いきなり完璧な姿勢を目指すのではなく、まずは「自分の姿勢を知ること」から始めてみまし

例えば、スマホを見る時間を減らす、こまめに立ち上がる、軽いストレッチを取り入れるなど、日々の小さな行動が身体に大きな変化をもたらします。

"姿勢は脳からのスピーチである"

これは我々トレーナーが「姿勢」に関して勉強を始めるときに、まず耳にする有名な言葉の1つです。

パーソナルジムAID広尾では、丁寧な「姿勢」評価から始まり、動きを見るだけでなく、お話を伺いながらみなさんの日常生活の癖を探しながら、トレーニングメニューを考えています。同じスクワットと言う種目でも、

「おもりをどこに持つのか?どのおもりを使うのか?

と言った細かい点にまでこだわり、1セッションの中でストーリー性のあるトレーニングを提供させて頂いております。広尾駅・恵比寿駅・天元寺エリアでジムをお探しの方はお気軽にご相談ください!

パーソナルジムAID広尾へのアクセス

パーソナルジムAID広尾は、広尾駅と恵比寿駅のどちらからも徒歩圏内でアクセス可能です。通いやすい立地なので、仕事帰りやお出かけついでにも便利です。

恵比寿駅・広尾駅のお近くでパーソナルトレーニング受けたいという方は、是非一度いらしてください!

広尾駅からのアクセス(徒歩約4分)←タップで地図を表示

広尾駅2番出口を出て地上に上がります。
②「広尾散歩通り」を右に曲がり、セブンイレブンを目印に直進します。
③ 約180m進むと「祥雲寺」の門が見えるので左折します。
④ さらに約50m進むと右手に「ナチュラルローソン」があるので右折。
⑤ そのまま10mほど進むと左手に「SR広尾」ビルがあります。
⑥ ジムはビルの4階にあります。

恵比寿駅からのアクセス(徒歩約15分)←タップで地図を表示

恵比寿駅東口を出て恵比寿ガーデンプレイス方面へ直進します。
②「恵比寿南交差点」を渡り、広尾駅方面へ進みます。
③ 道中に「ナチュラルローソン」や「祥雲寺」などの目印があります。
④ 広尾駅近くの「広尾散歩通り」を右折し、上記の広尾駅からのルートと同じ道順で進んでください。

経歴
ー2017-2023 学校法人杏文学園 杏文パフォーマンスセンター
ー2023-現在 株式会社N-SQUARE

資格
ー柔道整復師
NSCA-CPT
NASM-PES
Active-Aid Program Level 1 修了
Active-Aid Program Level 2 修了