
作成日時:2025年5月25日
気付いたら姿勢、元に戻っていませんか?綺麗な姿勢を保つためには-パーソナルジムAID広尾
よく「綺麗な姿勢で立てるように意識しています」とお客様から言っていただきます。
パーソナルトレーニングを始めることで、自分の姿勢のズレに気づき、日常生活でも立ち姿勢を意識するようになる方は多くいらっしゃいます。
ただ、歩き出した瞬間、その「正していた姿勢」はどうなっているでしょうか?
止まっているときは「綺麗な姿勢はこうだ」と意識できても、動き始めると脳は別のことを考え、さっきまでの姿勢のことは忘れてしまいますよね。
止まっているときに“良い姿勢を意識する”こと自体は、とても素晴らしいことです。
しかし、「良い姿勢を意識しているのに、普段は保てないのはなぜ?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
もうお気づきかもしれませんが、姿勢とは「意識的に保つもの」ではないのです。
では、そもそも“良い姿勢”とは何なのでしょうか?
背筋が伸びていること?巻き肩ではないこと?
今回は「良い姿勢」について、少し掘り下げてお話ししていきます。
良い姿勢の定義
姿勢の専門書では「姿勢の基準」が記されています。

横から見たときの理想的な姿勢は、
「耳・肩・大腿骨の出っ張り(大転子)・膝・外くるぶし」が一直線に並んでいる状態とされています。
この理想からズレた姿勢が長期間続くと、それがその人にとっての“ニュートラル(=自然な)姿勢”として定着してしまいます。
姿勢が正しいポジションから逸脱してしまう原因は非常に多く存在しますが、今回はその中でも特に多く見られる2つの要因に絞ってご紹介します。
引用:日本赤十字社和歌山医療センター
姿勢が崩れる理由①-日常生活の姿勢が定着している

私たちは日常生活の中で、無意識に偏った姿勢を取り続けていることがあります。
その代表例が「長時間のデスクワーク」です。
背中が丸まり、頭が前に出た状態が何時間も続けば、それが身体にとっての“当たり前の姿勢”として定着してしまいます。
このように、日常の習慣の中には、姿勢の崩れを引き起こす要因が数多く潜んでいます。
例えば
・ヒールの高い靴を頻繁に履く
→ 重心が前に移動し、反り腰や膝への負担につながります。
・カバンをいつも同じ側の肩で持つ
→ 体の左右バランスが崩れ、片側の肩が上がったり骨盤が傾いたりします。
このような姿勢のクセは、無意識のうちに身体に染みついていくため、
「気づいたときには姿勢が崩れていた」ということが多々あります。
姿勢が崩れる理由②-感覚器の異常

私たちの身体には、視覚・聴覚・味覚・味覚・触覚など、さまざまな感覚器が備わっています。
これらの感覚器が正常に働くことで安全を確保しています。
たとえば、視覚から「階段の段差」や「物との距離感」などの空間の情報、「前に進む」「エレベーターが下に下がっている」などの方向感覚を把握することができます。
こうした認知と体の動きが組み合わさることで、私たちは日常生活をスムーズに送ることができています。
しかし、この感覚器に異常が生じると、姿勢の崩れにもつながる場合があります。
代表的なのが「視覚の乱れ」です。
視覚の乱れのひとつに「視力低下」があります。
視力が低下しているにもかかわらず、眼鏡やコンタクトレンズを使用せずに生活していると、
ぼやけた視界を少しでもクリアにしようとして、自然と頭を前に突き出す姿勢が習慣化してしまいます。
このように、感覚器の異常が知らず知らずのうちに姿勢不良を招くケースは少なくありません。
姿勢の定着
このように、姿勢は「環境や動作」に合わせて、身体が適応しながら作り出しているものなのです。
そして、その姿勢の基準を最終的に決めているのは「脳」です。
脳は、「今の姿勢が安心・安全でリラックスできる」と判断した姿勢を、自動的に“標準姿勢”として定着させていきます。
たとえば、1日8時間のデスクワークを続けていれば、
その姿勢に適した“脱力した状態”こそが、脳にとっての「リラックス姿勢」としてインプットされてしまいます。
しかし、たとえ脳が「リラックスしている」と認識していても、
実際には関節に過度な負担がかかっていたり、特定の筋肉にストレスが集中していたりすることが多く、
それが結果として、肩こりや腰痛といった不調につながることも少なくありません。
つまり、姿勢の改善には、筋肉や柔軟性のアプローチと同時に、脳の再学習も必要です。
柔軟性を高め、体幹を鍛えるトレーニングを継続することで、
脳が“本来あるべき正しい姿勢”を再び安心・安全だと認識するようになることが重要です。
まとめ
ここまでで、姿勢とは日常生活の状況に合わせて変化・定着しており、
その基準を決めているのは「脳」であることをご理解いただけたかと思います。
意識的に“良い姿勢”を取ることができても、それがなかなか定着しない理由は、
脳が「今の姿勢が安全」と認識しているからなのです。
「じゃあ、意識しても意味がないのか…」と思われるかもしれません。
ですが、ここで大切なのは、“姿勢が崩れていることに気づく”ことです。
崩れた姿勢に気づき、「こうすれば良い姿勢になるのか」と意識して姿勢を整えようとするだけでも、
背骨や体幹まわりの筋肉が動き、立派な運動になります。
ただし、無理に“良い姿勢”を長時間キープしようとすると、
かえって筋肉が緊張して疲労の原因にもなってしまうため注意が必要です。
大切なのは、「正しい姿勢を意識して保つ」のではなく、
自然とその姿勢が取れる状態へと、身体と脳を再認識していくことです。
そのためには、トレーニングが効果的です。
どのように姿勢が崩れているかの姿勢評価を実施し、どこを鍛えて、どこの柔軟性を向上させるべきか。
そして良いフォームでトレーニングをすることで、綺麗な姿勢に戻すことが可能になります。
姿勢は変化し続けるものです。定期的なトレーニングで、姿勢をリセットしませんか?
ぜひ、パーソナルジムAIDでその効果を実感してみてください!
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経歴
ー2020-2025 FLUX CONDITIONINGS
ー2025- 株式会社N-SQUARE
資格
ーNSCA-CSCS
ーActive-Aid Program Level 1 修了
ーActive-Aid Program Level 2 修了
ー中学校教諭一種免許状(保健体育)
ー高等学校教諭一種免許状(保健体育)
パーソナルジムAID広尾へのアクセス
パーソナルジムAID広尾は、広尾駅と恵比寿駅のどちらからも徒歩圏内でアクセス可能です。通いやすい立地なので、仕事帰りやお出かけついでにも便利です。
広尾駅からのアクセス(徒歩約4分)
① 広尾駅2番出口を出て地上に上がります。
②「広尾散歩通り」を右に曲がり、セブンイレブンを目印に直進します。
③ 約180m進むと「祥雲寺」の門が見えるので左折します。
④ さらに約50m進むと右手に「ナチュラルローソン」があるので右折。
⑤ そのまま10mほど進むと左手に「SR広尾」ビルがあります。
⑥ ジムはビルの4階にあります。
恵比寿駅からのアクセス(徒歩約15分)
① 恵比寿駅東口を出て恵比寿ガーデンプレイス方面へ直進します。
②「恵比寿南交差点」を渡り、広尾駅方面へ進みます。
③ 道中に「ナチュラルローソン」や「祥雲寺」などの目印があります。
④ 広尾駅近くの「広尾散歩通り」を右折し、上記の広尾駅からのルートと同じ道順で進んでください。