作成日時:2025年7月4日

膝の痛みが良くならないのは靴のせいかも?-パーソナルジムAID広尾

シューズにおける踵のホールド感の重要性に続いて、今回は靴選びで見落とされがちな「ソール」について書いていきます。実際にパーソナルトレーニングの現場にいると、膝痛で悩んでいる方の多くが足元のサポート不足に気づいていないことがよくあります。

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足元が膝に与える影響って想像以上に大きい!

よく「膝が痛い」と言われる方に足元を見せてもらうと、足に合わない靴を履いている場合が多いんです。「足は体の土台」ここがぐらつけば、当然その上の膝関節にも負担がかかってしまいます。この辺りは過去に何度も、「Joint by Joint理論」についてお話をしているためずっと読んで頂いている方は想像がつくかもしれませんね!

歩くとき、足が地面についてから離れるまでの間、膝は意外と複雑な動きをしています。この時に足元のサポートが不適切だと、膝は本来の動きから外れてしまい、結果的に痛みや違和感につながってしまうわけです。

パーソナルトレーニングでお客様の動作をチェックする際、まず足元から見るのはこのためです。足の問題は膝だけでなく、腰や肩にまで影響することが珍しくありません!

ニュートラルシューズ:足本来の動きを大切にしたい人へ

引用:On公式ホームページ:オンラインストア

ニュートラルソールは、足の自然な動きを邪魔しないよう設計されたソールです。過度なサポートや矯正機能はあえて省いて、足本来の機能を活かすことを重視しています。

このタイプが向いているのは、足のアーチがしっかりしていて、歩き方にも特に問題がない方です。膝痛の原因がシューズの問題ではなく、単純に筋力不足やその他の身体の使い方にある場合は、ニュートラルシュースを選んで頂いて問題がありません。

パーソナルトレーニングの現場では、まず姿勢・動作分析を行います。足元からの明らかな問題がなくて、適切なトレーニングで改善できそうな膝痛の場合、このタイプをおすすめすることが多いです。

スタビリティシューズ:ちょっと不安定さを感じる人に

引用:アシックス公式ホームページ:オンラインストア

スタビリティシューズは、軽度から中程度の足の不安定性がある方向けのソールです。ニュートラルシューズよりも「安定性機能」が強化されていて、足が過度に内に倒れてしまうような動きを適度にサポートしてくれます。

このタイプが効果的なのは、軽い扁平足の方や、歩いている時に足が内側に倒れ込みやすい方です。膝痛の原因として足の不安定性が考えられる場合、スタビリティシューズが膝への負担を軽減してくれる可能性が高いです。

パーソナルトレーニングでスクワットやランジをやってもらうと、膝が内側に入り込む「ニーイン」という現象がよく見られます。この問題の根っこが足の不安定性にある場合、スタビリティシューズを使いながら足の筋力強化トレーニングを組み合わせると、かなり効果的な改善が期待できます。

具体的には、足底アーチの内側部分に適度なサポートがあって、着地時の足の動きを安定させてくれます。これで膝関節への変な捻れのストレスが減り、「膝痛の予防・改善」にも繋がっていきます。歩行やランニング時の疲労も軽減されるので、運動を続けやすくなるのも嬉しいポイントです。

ランニングを始めたいと思っている方には、このスタビリティーシューズをおすすめすることが多いです!

モーションコントロールシューズ:しっかりサポートが必要な人へ

モーションコントロールシューズは、重度の足の不安定性や構造的な問題がある方に適した、最も強力なサポート機能を持つシューズです。扁平足が進行している方や、著しく足が内側に倒れ込む方には、このタイプがおすすめです。

このソールの特徴は、足の過度な動きを強力に制御することです。かかとから土踏まずにかけて硬い素材が使われていて、足の構造的な問題を外側からしっかりサポートします。膝痛が足の重度な問題から来ている場合、モーションコントロールソールが膝関節への負担を大幅に軽減してくれます。

パーソナルトレーニングの現場では、お客様の足の状態をしっかり評価して、重度の構造的問題がある場合にこのタイプを推奨します。ただし、強力なサポート機能があるため、足の筋肉が弱くなってしまう可能性もあります。そのため、ソールに頼りすぎないよう、並行して足の筋力強化トレーニングを続けることが大切です。

具体的には、タオルを足の指で手繰り寄せるタオルギャザーや、つま先立ちをするカーフレイズなどの足の筋力強化エクササイズを組み合わせることで、ソールのサポートと自分の筋力向上の両方を図ることができます。

自分に合うシューズの見つけ方

適切なシューズを選ぶには、まず自分の足型と歩き方を正確に把握することが重要です。一番確実なのは、このようなことを理解しているパーソナルトレーニングを受けることや、足の専門家に動作分析をしてもらうことです。

簡単なセルフチェック方法として、古い靴底の減り方を確認してみてください。外側が大きく減っている場合は足が外に向きやすく、内側が減っている場合は足が内側に倒れやすい傾向があります。これを確認した時に減り方などに左右差がある場合、体のどこかしらに問題があることが多い印象です。あなたはいかがでしょう?また、専門家に見てもらい、足型を取って扁平足の程度を確認することも重要です。

膝痛の症状や痛くなるタイミングも重要な判断材料になります。歩き始めに痛みが強い場合、運動後に痛みが増す場合、階段の上り下りで痛みを感じる場合など、痛みのパターンによって適切なソールタイプが変わってきます。

パーソナルトレーニングを受けている方は、トレーナーと相談しながらソール選びを行うことで、より効果的な膝痛改善が期待できます。トレーニング内容とソールの特性を組み合わせることで、運動効果も大幅に向上します。

足元から始める膝痛改善

ニュートラル、スタビリティ、モーションコントロールの3つのタイプのシューズは、それぞれ違う足の状態と膝痛の原因に対応しています。適切なソール選びは、膝痛改善の重要な役割を持っています。

パーソナルトレーナーや専門家と相談しながら、自分の足の状態を正確に把握し、最適なソールタイプを選択することで、健康的で快適な歩行を取り戻すことができます。足元からしっかり身体をサポートして、膝痛のない快適な生活を実現していきましょう。

膝痛はシューズだけでは改善されない、、、

ここまでシューズの重要性についてお話ししてきましたが、シューズを変えただけでは膝痛は改善されません。

靴はあくまでもサポートであり、大切なことは「あなたが自分自身の身体をコントロールできるようになる」ことです!これは靴を変えただけ、整体でほくしてもらっただけ、マット上で運動をしているだけではどうしても改善するのが難しいものです。

AID広尾では、様々なツールを用いて楽しく・安全に運動ができる環境が整っています!
ぜひ一度体験トレーニングにいらしてください。(AID広尾で体験できることを覗いてみる👈)

パーソナルジムAID広尾へのアクセス

パーソナルジムAID広尾は、広尾駅と恵比寿駅のどちらからも徒歩圏内でアクセス可能です。通いやすい立地なので、仕事帰りやお出かけついでにも便利です。
恵比寿駅・広尾駅のお近くでパーソナルトレーニング受けたいという方は、是非一度いらしてください!

広尾駅からのアクセス(徒歩約4分)←タップで地図を表示

広尾駅2番出口を出て地上に上がります。
②「広尾散歩通り」を右に曲がり、セブンイレブンを目印に直進します。
③ 約180m進むと「祥雲寺」の門が見えるので左折します。
④ さらに約50m進むと右手に「ナチュラルローソン」があるので右折。
⑤ そのまま10mほど進むと左手に「SR広尾」ビルがあります。
⑥ ジムはビルの4階にあります。

恵比寿駅からのアクセス(徒歩約15分)←タップで地図を表示

恵比寿駅東口を出て恵比寿ガーデンプレイス方面へ直進します。
②「恵比寿南交差点」を渡り、広尾駅方面へ進みます。
③ 道中に「ナチュラルローソン」や「祥雲寺」などの目印があります。
④ 広尾駅近くの「広尾散歩通り」を右折し、上記の広尾駅からのルートと同じ道順で進んでください。

経歴
ー2017-2023 学校法人杏文学園 杏文パフォーマンスセンター
ー2023-現在 株式会社N-SQUARE
資格
ー柔道整復師
NSCA-CPT
NASM-PES