作成日時:2025年5月7日

肩こりの原因は「骨(関節)の動き」にあった!? -パーソナルジムAID広尾

はじめに:肩こりは筋肉の問題だけじゃない

肩こり=筋肉の硬直」と思っていませんか?
確かに、筋肉が硬くなっていると言う現象は起こっているのですが、それは結果でしかありません。
その背後には、「関節の可動性(骨の動き)」の低下が深く関わっています。

今回は、“肩こり”の原因を、関節の動きに着目してお話しします。

肩こりの原因は「胸郭(きょうかく)」にあった!?

長時間のデスクワークやスマホの利用、、、これによる「猫背姿勢

これらが「胸郭(肋骨・胸骨・胸椎で構成される)の動きを制限」し、呼吸や肩の動きに影響を与えます。実際に、以下のような研究結果もあります。

引用:第46回日本理学療法学術大会 抄録集(2010年)
「肩関節周囲炎患者における胸椎可動性と上肢挙上時の肩関節・胸椎の動きの関係」

肩こりが悪化する仕組み:呼吸補助筋

「胸郭」の動きが悪くなると、呼吸が浅くなり、本来「補助的」に働くはずの「首・肩周囲の筋肉が過剰に使われる」ことになります。逆も然りで、呼吸が浅くなり呼吸補助筋を使いやすくなる状況が続いてしまうと、胸郭の動きが悪くなります。

このような状況では

・胸鎖乳突筋
・斜角筋
・胸筋群(大胸筋・小胸筋)

などが硬くなり、慢性的な首こり・肩こり・頭痛・眼精疲労へとつながっていきます。

肩こりを改善するには?

パーソナルジムAID広尾では、Joint by Jointアプローチという考えを大切にしています。
この理論では、身体の各関節が「安定すべき関節」「動くべき関節」として役割を持っています。

胸椎は「動くべき関節」・肩甲骨や下位頚椎は「安定すべき関節」

というようにそれぞれの関節には役割があります。

つまり、本来「動く」べきである胸椎の動きが悪くなると、「安定」すべき関節(首や肩)が動きすぎて
しまい、その周囲の筋に過剰なストレスがかかってしまいます。

まとめ:慢性的な肩こりは「骨の動き」を見直す

・ 呼吸が浅い
・デスクワークが多い
・ストレッチしても肩こりが取れない

そのような悩みを抱えている方は、お気軽にご相談ください!

経歴
ー2017-2023 学校法人杏文学園 杏文パフォーマンスセンター
ー2023-現在 株式会社N-SQUARE

資格
ー柔道整復師
ーNSCA-CPT
ーNASM-PES
ー第二期東京Active-Aid Program Level 1修了
ー第二期東京Active-Aid Program Level 2 修了