作成日時:2025年8月20日
股関節のムダ使いしていませんか?-パーソナルジムAID広尾

皆さんは普段の生活やトレーニングで、ご自身の股関節を「フルに活用できている」と自信を持って言えるでしょうか?
股関節は「球関節」と呼ばれる関節で、人体の中でも「肩関節」と並んで自由度が高い関節です。前後・左右・回旋と、三次元すべての動きが可能で、本来はとても大きな可動性を持っています。


ところが実際には、多くの人がその能力を十分に発揮できていません。
「屈曲(曲げる)、伸展(後方に蹴る)の動作がうまく行えず、膝関節を余分に働かせてしまっている」「回旋の動きに制限がかかり、ゴルフのテイクバックで腰が反ってしまう」など、可動域や使う方向が偏ってしまっているのです。
この「股関節のムダ使い」が積み重なると、腰痛や膝の痛み、姿勢不良、さらにはスポーツパフォーマンス低下にまでつながります。
今回は、股関節に関与する代表的な筋肉を紹介しながら、その重要性を解説していきます。
股関節は三方向すべてに動かせる「球関節」
股関節は骨盤の「寛骨臼」と大腿骨の「大腿骨頭」から構成されています。
形状的に「球関節」と呼ばれ、肩関節と並んで自由度の高い関節です。
可能な動きは以下の通りです。
- 屈曲・伸展(前後の動き)
- 外転・内転(左右の動き)
- 外旋・内旋(ひねりの動き)

この三方向の組み合わせによって、私たちは「歩く」「しゃがむ」「ひねる」「蹴る」といった複雑な動作をスムーズに行うことができます。
股関節を動かす主要な筋肉たち
股関節の動きには、多くの筋肉が関与しています。代表的なものを整理すると以下の通りです。
▶ 屈曲(脚を前に出す)
- 腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)
- 大腿直筋
- 縫工筋
▶ 伸展(脚を後ろに引く)
- 大殿筋
- ハムストリングス(大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋)
▶ 外転(脚を外に開く)
- 中殿筋
- 小殿筋
- 大腿筋膜張筋(TFL)
▶ 内転(脚を内に寄せる)
- 内転筋群(長内転筋・短内転筋・大内転筋・薄筋など)
▶ 外旋(脚を外にひねる)
- 大殿筋(後部)
- 深層外旋六筋(梨状筋・上双子筋・下双子筋・内閉鎖筋・外閉鎖筋・大腿方形筋)
▶ 内旋(脚を内にひねる)
- 中殿筋(前部)
- 小殿筋(前部)
- 大腿筋膜張筋
こうして見ると、股関節の動きに関わる筋肉の多さに驚かれる方もいるかもしれません。
実際、人体の大きな筋肉の多くが股関節周囲に集まっており、それだけ重要な役割を担っているのです。
「使えていない筋肉」があるとどうなる?
特定の方向ばかり使っていると、反対の動きを担う筋肉は衰えたり硬くなったりします。
例えば…
- 屈曲ばかりで伸展を使わない → 腸腰筋が硬くなり腰痛の原因に
- 内転筋がサボっている → 膝や骨盤の安定性が落ち、ケガのリスクが上がる
- 内旋・外旋を意識しない → 股関節の回旋可動域が狭まり、スポーツの切り返し動作が苦手になる
つまり「使っていない=サボっている筋肉」があると、身体全体のバランスが崩れてしまうのです。
股関節をフル活用する方法
では、どうすれば股関節のポテンシャルを最大限に活かせるのでしょうか?
① ストレッチで可動域を確保する
- 腸腰筋ストレッチ(ランジ姿勢で後ろ脚の股関節を伸ばす)
- 梨状筋ストレッチ(仰向けで膝を抱え込む)
- 内転筋ストレッチ(足を大きく開いて前傾する)
まずは「動かせる準備」を整えることが大切です。
② トレーニングで全方向を鍛える
- スクワット(屈曲・伸展)
- ランジツイスト(屈曲・内旋)
- モンスターウォーク(外転)
- 戦士のポーズⅡ(外旋・屈曲・外転)
パーソナルジムAIDでは、日常的に行うトレーニングにプラスで上記の動作を追加した動作を種目選択します。すると股関節全体を満遍なく使えるようになります。
股関節を目覚めさせよう

股関節は「球関節」という特徴を持ち、本来は自由度が非常に高い関節です。
しかし、私たちの生活やトレーニング習慣の中で「限られた方向しか使っていない」ケースがほとんど。
結果として、腰痛・膝痛などの不調や、スポーツパフォーマンスの低下につながります。
股関節に関与する筋肉を意識しながら、ストレッチとトレーニングで三方向すべてをバランスよく使うこと。
それが「股関節をムダなく活用する」ための第一歩です。
今日からぜひ、股関節をフルに使う習慣を意識してみてください。
体の軽さや動きやすさを、きっと実感できるはずです。
夏のキャンペーン!体験トレーニングについて

パーソナルジムAIDでは、体験トレーニングを75分間で行っています。
75分の使い分けは下記に記載している通りです。
1. アンケート・カウンセリング(約10分)
事前アンケートをもとに、お客様の目的や運動歴、生活習慣、体の悩みをヒアリングします。
「ダイエットしたい」「腰痛を改善したい」「ゴルフの飛距離を伸ばしたい」など、目的は人それぞれ。ここでしっかり共有し、トレーニング内容を最適化します。
2. 姿勢評価(約5分)
正面・側面・背面から姿勢をチェックし、骨格や筋肉の使い方のクセを把握します。
これにより、弱い部分や過剰に使っている部分を見極め、ケガ予防にもつながるプログラムを作成します。
3. トレーニング(約45分)
お客様の目的・レベルに合わせてオーダーメイドのトレーニングを行います。
初心者の方にはフォーム作りから、経験者の方には負荷やバリエーションを加えたプログラムをご提案します。
ピラティスや自重トレーニング、フリーウエイトなど幅広い手法を組み合わせ、効率よく体を動かしていきます。
4. 再度姿勢評価(約5分)
トレーニング前後で姿勢の変化をチェックします。
短時間でも可動域や筋肉の使いやすさが変わるケースも多く、効果をその場で実感できます。
5. プラン説明・手続き(約10分)
結果をもとに、今後のトレーニングプランをご提案します。
無理な勧誘は行いませんので、納得したうえで継続を検討いただけます。
上記を目安に進めていきます。ご要望があればしっかり動く時間を確保することも可能です!
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パーソナルジムAIDに勤務しているスタッフを紹介している記事もあります。「スタッフ紹介①」「スタッフ紹介②」合わせてご覧ください。

経歴
ー2020-2025 FLUX CONDITIONINGS
ー2025- 株式会社N-SQUARE
資格
ーNSCA-CSCS
ーActive-Aid Program Level 1 修了
ーActive-Aid Program Level 2 修了
ー中学校教諭一種免許状(保健体育)
ー高等学校教諭一種免許状(保健体育)
パーソナルジムAID広尾へのアクセス
パーソナルジムAID広尾は、広尾駅と恵比寿駅のどちらからも徒歩圏内でアクセス可能です。通いやすい立地なので、仕事帰りやお出かけついでにも便利です。
広尾駅からのアクセス(徒歩約4分)
① 広尾駅2番出口を出て地上に上がります。
②「広尾散歩通り」を右に曲がり、セブンイレブンを目印に直進します。
③ 約180m進むと「祥雲寺」の門が見えるので左折します。
④ さらに約50m進むと右手に「ナチュラルローソン」があるので右折。
⑤ そのまま10mほど進むと左手に「SR広尾」ビルがあります。
⑥ ジムはビルの4階にあります。
恵比寿駅からのアクセス(徒歩約15分)
① 恵比寿駅東口を出て恵比寿ガーデンプレイス方面へ直進します。
②「恵比寿南交差点」を渡り、広尾駅方面へ進みます。
③ 道中に「ナチュラルローソン」や「祥雲寺」などの目印があります。
④ 広尾駅近くの「広尾散歩通り」を右折し、上記の広尾駅からのルートと同じ道順で進んでください。