
作成日時:2025年5月5日
慢性痛には体幹トレーニングとストレッチのどちらがいいの?-パーソナルジムAID広尾

国民病とも言われている「肩こり」や「腰痛」などの慢性痛に悩まされている方は多いのではないでしょうか。
このような悩みをお持ちの方は、以下のようなことを言われたことはありませんか?
・体幹を鍛えましょう
・股関節を柔かくしましょう
・肩甲骨周りを柔かくしましょう
体幹を鍛えることと、柔軟性を高めることが慢性痛にどのように関係しているのでしょうか。
慢性痛を改善するために知っておきたい関節の役割
関節にはモビリティー関節とスタビリティー関節の2つの役割があります。
①モビリティー関節=可動性の役割を持つ関節
足関節、股関節、胸郭、肩甲上腕関節など。
②スタビリティー関節=安定性の役割を持つ関節
膝関節、腰椎、肩甲胸郭関節、下位頸椎など。
モビリティー関節とスタビリティー


図のように、モビリティー関節とスタビリティー関節は交互に並んでいるのです。
例えば腰椎(体幹部)がしっかり「安定面を作る」ことで、股関節が適切に「可動する」ことができます。
ある関節が役割を果たさずにサボっていると、別の関節が代わりにその役割を担わなければいけなくなります。
その結果、代わりに役割を担った関節は、本来持っている役割とは違う役割を果たさなくてはならなくなり”負担”となります。
それぞれの役割を果たすことで、ダイナミックな動き・キレのある動作が可能となっています。関節は交互に並んでいる!
引用:Journal of Spine Research(アスリートの腰痛を胸郭から見る―Joint by Joint Theoryに基づく評価と治療https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspineres/15/6/15_2024-0609/_pdf/-char/ja
慢性痛はこれらの機能不全から!
「慢性腰痛」のある方は、腰椎(体幹部)の安定性が低下していることが多いです。
その他に股関節や胸郭の可動性も低下しており、それらが腰椎に悪影響を与える場合もあります。
各関節が役割をしっかりと果たすことで、関節に負担のない動作を行うことができ、慢性痛の改善に繋がります。
さらにパフォーマンスの向上、姿勢改善も見込めます。
適切な「可動性」と「安定性」を満たしているかは、パーソナルトレーナーに評価してもらう必要があります。慢性痛のある方はぜひ一度、パーソナルジムAIDで体験トレーニングを受けてみてはいかがでしょうか。