作成日時:2025年6月6日

慢性痛と胸郭の関係とは?胸郭の柔軟性を高めて慢性痛を予防しよう-パーソナルジムAID広尾

皆さんは「胸郭」という体の部位をご存知でしょうか?

胸郭とは、肋骨・胸椎(背骨)・胸骨(胸の中央の骨)の総称を指します。とり籠のような形状をしており、「肺や心臓を守る役割」だけでなく、「姿勢や腕の動きの基盤」にもなっています。

ゴルフをされている方は、「胸郭を柔らかく使ってスイングをする」といった表現に聞き覚えがあるのではないでしょうか?
実際に、スポーツパフォーマンス向上には胸郭の柔軟性が欠かせません。

しかしこの柔軟性、スポーツをしていない方にとっても非常に重要です。
理由は、胸郭の可動性が失われることで肩こりや腰痛などの慢性症状に繋がるからです。

*専門誌でも注目されています。
「臨床スポーツ医学:アスリートの胸郭〜胸郭を使って障害をなくす〜」
 

肩こり・腰痛と「胸郭」の深い関係

胸椎(背骨)・胸骨(胸の中央の骨)・肋骨からなる

上記の骨からなる、とり籠のような見た目をしているのが胸郭です。胸郭は、「肺や心臓を守る」だけでなく、「姿勢」、「腕の動き」にも大きく関係しています。

胸郭が硬くなると何が起きる?

胸郭の動きが悪くなると、呼吸に関わる筋肉(呼吸補助筋)を過剰に使いやすくなります
その結果、肩や首、腰などが代償的に動かされ、慢性的な肩こりや腰痛の原因になってしまいます。

以前のブログでも「呼吸と胸郭」の関係は以前のブログでもお話しておりますので、そちらも合わせてご覧ください。

肩や首、腰など他の部位が代償的に動かされ、肩こり」や「腰痛」などの原因になることがあります。

胸郭の参考可動域とは?

では、胸郭はどのくらい動けば「良い状態」と言えるのでしょうか?
以下が参考になる胸椎の可動域です。

  • 胸椎伸展(背中を反らす動き):約25度
  • 胸椎回旋(体をひねる動き):約35度
  • 胸郭の拡張:呼吸時に、上部は前後に、下部は左右にしなやかに広がること

このような可動域があることで、肩や腰に負担をかけずにスムーズな動作が可能になります。

肩こりを「joint by joint理論」で見る

身体の構造には、「動くべき関節(モビリティー関節)」と「安定すべき関節(スタビリティー関節)」が交互に存在するという「joint by joint理論」があります。
(joint by joint理論についてはこちらの記事で説明していますので、合わせてご覧いただくとより理解が深まるかと思います。)

この考え方に基づくと、胸椎・胸郭は「動くべき関節(モビリティー関節)」に分類されます。

しかし、この胸郭の動きが悪くなってしまうと「安定性」が求められる「肩甲胸郭関節(肩甲骨と胸郭で構成される)」も適切に働くことができなくなってしまいます。
(肩甲胸郭関節含む、肩関節に関してこちらの記事で詳しく解説しています)

肩甲骨からは首回りに付く筋肉が沢山ある(17個)ため、胸郭の可動性が低下し、肩甲胸郭関節も適切に働かなくなってしまうと、「慢性的な肩こり」になりやすなってしまいます。

肩こり改善に有効なエクササイズ

それでは実際にどのように胸郭の可動域を獲得していくと良いのか?
ご自宅でも簡単に行えるエクササイズをご紹介します!

胸郭回旋エクササイズ

①左の写真のように横向きに寝転がります。
②片方の手を枕にし、股関節は90度以上・膝も90度程度曲げます。
③一方の手を前に伸ばした姿勢から、体がのけ反らないように右の写真のように胸を開きます。
④胸を開いたまま、ここで2回呼吸を繰り返します。
⑤2回呼吸をしたら、②の姿勢まで戻ってきます。
⑥上記を3~5回程度繰り返します。

こちらのエクササイズを行うことで、胸郭の可動域を向上させるだけでなく、胸の上部を開くことが出来るため、「巻き肩」などの姿勢改善にも有効です。

まとめ:胸郭を整えれば、肩こり・腰痛も自然と整う

いかがでしたか?

胸郭の柔軟性が向上することで、肩や腰の緊張が自然と緩和され、慢性的な肩こり・腰痛の改善が期待できます。
もし、「長年悩んでいる症状がなかなか良くならない」と感じている方がいれば、まずは胸郭の動きに目を向けてみるのがおすすめです。

パーソナルジムAIDは慢性痛をお持ちの方が多く通われています。
ラジオ派と言われる温熱療法からトレーニングまで幅広く、改善に向けてのアプローチが可能です!

ぜひ一度、体験トレーニングを受けてみてはいかがでしょうか?

体験トレーニング

・自分では正しいフォームでのトレーニングができなさそう
・プロのトレーナーに見てもらいたい

そういった方は是非、パーソナルトレーニングを受けてみてください!
(パーソナルトレーニングがおすすめな理由を過去の記事で書いています。こちらをご覧ください。)

パーソナルジムAIDは、マシンが少なく、広く動けるスペースを確保しています。
そのため決まったエクササイズを行うのではなく、多種多様なツールを用いてトレーニングすることができます。

また、ヨガのインストラクターも在籍しているため、ウエイトを使用しないヨガもトレーニングの一環として取り入れることも可能です。

普段トレーニングをしている方も、いつもと違ったエクササイズを行うと意外と難しかったりもします。

一度体験トレーニングを受けてみてはいかがでしょうか?
体験の流れは以下のようになっています。

①から⑤までの流れで75分としています。
実際にトレーニングをする時間は約45分ほどとなります。

初めて運動される方も、低い強度からスタートするため安心してトレーニングを受けていただけます。
是非、下の「WEBで予約してみる」から体験予約をしてみてください!

パーソナルジムAID広尾へのアクセス

パーソナルジムAID広尾は、広尾駅と恵比寿駅のどちらからも徒歩圏内でアクセス可能です。通いやすい立地なので、仕事帰りやお出かけついでにも便利です。
恵比寿駅・広尾駅のお近くでパーソナルトレーニング受けたいという方は、是非一度いらしてください!

広尾駅からのアクセス(徒歩約4分)←タップで地図を表示

広尾駅2番出口を出て地上に上がります。
②「広尾散歩通り」を右に曲がり、セブンイレブンを目印に直進します。
③ 約180m進むと「祥雲寺」の門が見えるので左折します。
④ さらに約50m進むと右手に「ナチュラルローソン」があるので右折。
⑤ そのまま10mほど進むと左手に「SR広尾」ビルがあります。
⑥ ジムはビルの4階にあります。

恵比寿駅からのアクセス(徒歩約15分)←タップで地図を表示

恵比寿駅東口を出て恵比寿ガーデンプレイス方面へ直進します。
②「恵比寿南交差点」を渡り、広尾駅方面へ進みます。
③ 道中に「ナチュラルローソン」や「祥雲寺」などの目印があります。
④ 広尾駅近くの「広尾散歩通り」を右折し、上記の広尾駅からのルートと同じ道順で進んでください。

経歴
ー2020-2025 FLUX CONDITIONINGS
ー2025- 株式会社N-SQUARE

資格
ーNSCA-CSCS
ーActive-Aid Program Level 1 修了
ーActive-Aid Program Level 2 修了
ー中学校教諭一種免許状(保健体育)
ー高等学校教諭一種免許状(保健体育)