
作成日時:2025年5月28日
姿勢改善:脳が覚えた姿勢のクセをリセットしよう-パーソナルジムAID広尾
「姿勢を良くしよう」と意識して胸を張っているとなぜか疲れて長続きしない。
そればかりか、なんだか腰が張ってきて、肩も辛い。。。
そんな経験はありませんか?
これは単に筋力が足りないからでも、柔軟性がないからでもありません。
実は、今あるその姿勢は脳が記憶してしまっている姿勢なのです。
つまり、普段行っている仕事や日常で行っていることに適した姿勢になっているのです。
例えば、座った姿勢でのデスワークが多い方であれば、画面に写し出されたものを見ようとして頭部が前に出て、そのバランスをとるようにして背中が丸くなってきます。
この姿勢で1日8時間いるとするといかがでしょう。。。
デスクワークをする上では楽な姿勢かもしれないですが、外から見ると「猫背」が完成されるのです。
この記事では、姿勢を筋力や柔軟性だけで語らず、脳と感覚の記憶に注目した新しい姿勢改善アプローチを紹介します。
姿勢は「脳の記憶」でできている?

自分ではまっすぐ立っているつもりでも、写真を見ると左右に傾いていたり、首が前に出ていたり。
そのような経験をしたことがある方も多いと思います。
このようなズレが起こる原因のひとつが、「固有受容感覚受容器(proprioception)」です。これは筋肉・関節・腱などに存在するセンサーのことで、体の位置やその変化を感知し、その感覚を脳に伝える役割を持ちます。私たちはこれにより、目を閉じていても自分の手や足がどこにあるのかを感じ取ることができます。
ところが、長年の姿勢のクセや怪我、運動不足などにより、このセンサー(感覚器)が狂ってしまうと、本来とは異なる姿勢を「いい姿勢」と誤認してしまうのです。つまり、脳がその“ズレた姿勢”を記憶し、体をそのように動かすよう命令している状態です。
姿勢の改善を図る上では、筋肉だけでなく、「脳が記憶している感覚」をリセットすることが非常に重要になってきます。
なぜ「いい姿勢」が疲れるのか?

「良い姿勢をしよう」と意識すればするほど、肩や背中が疲れて長続きしないという人は少なくありません。これは、単なる“姿勢の意識不足”ではなく、以下のようなことが関係しています。
① 普段使っていない筋肉を使うから
現代人の多くは、姿勢保持に必要な深層筋(いわゆる、インナーマッスル)がうまく使えていない状態です。また先にお話ししているように、普段行っていることに適した姿勢になっているため、筋肉の前後左右に筋肉の左右差なども起こっています。そのような体の状態で「良い姿勢」をしようとすると、本来であれば「10あるうちの3の力」でできることでもそれ以上の力が必要になってしまったり、補助的に使いたい筋肉をメインの筋肉として使ってしまったりすることで、肩こりや腰痛の原因になります。
② 感覚のズレが過剰な緊張を生む
「まっすぐ立っているつもり」が、実際には傾いているというような“感覚と現実のズレ”があると、体は無意識にそれを修正しようとして緊張状態になります。これがストレスになり、交感神経が優位になって疲れやすさを感じやすくなることもあります。
感覚をリセットする姿勢改善法

姿勢を改善するには、単に筋トレをするのではなく、「脳の感覚」をリセットし、本来の感覚を取り戻すことが必要です。以下はその具体的な方法です。
1. 鏡や動画で“本当の姿勢”を知る
まずは、自分がどんな姿勢をしているかを客観的に知ることが重要です。正面・側面からスマホで動画を撮ってチェックしてみましょう。意外と肩の高さが違っていたり、骨盤が前に傾いていたりすることに気づけます。
これらのことから、AID広尾では姿勢評価を細かく行ったり、トレーニング中も動画を撮影したりして、お客様の立ち姿勢・運動中の姿勢の癖を分析し、一緒に見て頂いています!
2. 触覚刺激で感覚を目覚めさせる
フォームローラーやストレッチポール、マッサージガンなどを使って、足裏・骨盤・背中に軽い圧をかけることで、感覚入力が強化され、神経が活性化されます。「ここに身体があるよ」と脳に再認識させる作業です。
パーソナルトレーニングおいて、トレーナーが皆さんの体に触れてフォーム修正を行うのにはこういった意味もあります。パーソナルジムAID広尾のトレーナーは、どこに・どのように手を当てて、どのような方向にサポートを加えるのかにもこだわってフォーム修正を行っています!
3. 様々なサーフェイス(地面)で固有感覚を鍛える
2足歩行の人間にとって地面触れる時間が長い場所というと「足の裏」になります。そのため、固有感覚受容器が多い場所の1つでもあります。
そのためトレーニングの際には裸足でトレーニングをしたり、砂場や不整地を歩いたりすることで「足裏のセンサーを活性化」することができ、固有感覚と姿勢制御の神経ネットワークが鍛えられます。
姿勢は「習慣」でつくられる

最終的に目指すべきは、「良い姿勢を意識すること」ではなく、「良い姿勢を無意識に取れる状態」です。これは習慣によって形成されるもの。神経系の学習には、反復と継続が大切です。
日常でできる簡単な習慣例:
・毎日1回、鏡の前で姿勢をチェック
・歯磨き中に、ももを持ち上げるようにしてその場でマーチングをする
・パソコン作業中に30分ごとに“姿勢リセット”タイムを設ける
こうした「ながらトレーニング」や意識の積み重ねが、姿勢改善を目指す上で大切になります。
まとめ
・姿勢は筋肉だけでなく、脳の記憶と感覚によって形成されている。
・良い姿勢は、「意識」より「習慣」でつくられる。
姿勢は、体の構造だけでなく「感覚の教育」をすることで根本からの改善を目指せます。あなたの脳と体が正しい位置関係を再認識できれば、無理のない自然な姿勢がきっと手に入ります。
広尾・恵比寿・麻布にお住まいの方で、「本気で姿勢改善をしたい!」そのように考えている方。
パーソナルジムAID広尾に体験にいらしてください!
経歴
ー2017-2023 学校法人杏文学園 杏文パフォーマンスセンター
ー2023-現在 株式会社N-SQUARE
資格
ー柔道整復師
ーNSCA-CPT
ーNASM-PES
ーActive-Aid Program Level 1 修了
ーActive-Aid Program Level 2 修了
パーソナルジムAID広尾へのアクセス
パーソナルジムAID広尾は、広尾駅と恵比寿駅のどちらからも徒歩圏内でアクセス可能です。通いやすい立地なので、仕事帰りやお出かけついでにも便利です。
恵比寿駅・広尾駅のお近くでパーソナルトレーニング受けたいという方は、是非一度いらしてください!
広尾駅からのアクセス(徒歩約4分)←クリックで地図を表示
① 広尾駅2番出口を出て地上に上がります。
②「広尾散歩通り」を右に曲がり、セブンイレブンを目印に直進します。
③ 約180m進むと「祥雲寺」の門が見えるので左折します。
④ さらに約50m進むと右手に「ナチュラルローソン」があるので右折。
⑤ そのまま10mほど進むと左手に「SR広尾」ビルがあります。
⑥ ジムはビルの4階にあります。
恵比寿駅からのアクセス(徒歩約15分)←クリックで地図を表示
① 恵比寿駅東口を出て恵比寿ガーデンプレイス方面へ直進します。
②「恵比寿南交差点」を渡り、広尾駅方面へ進みます。
③ 道中に「ナチュラルローソン」や「祥雲寺」などの目印があります。
④ 広尾駅近くの「広尾散歩通り」を右折し、上記の広尾駅からのルートと同じ道順で進んでください。