
作成日時:2025年5月3日
呼吸は姿勢改善にも重要だった!適切な呼吸で体幹部を安定させよう-パーソナルジムAID広尾
呼吸がなぜ重要か
我々が毎日欠かさずに行っている呼吸はどのような役割を担っているでしょうか?
『体内に酸素を取り入れて、二酸化炭素を排出する』
多くの方がこういったことを頭に浮かべたのではないでしょうか。
前回の記事に「呼吸は運動」といった内容がありました。我々が1日に約2万回行っている呼吸は、生まれてから死ぬまで行い続ける運動動作で、呼吸をする際に使用している筋肉の殆どが体幹部(腕、脚、頭を取り除いた胴体部分)に付着しています。
様々な役割を担っている呼吸ですが、実は姿勢の維持にも重要な役割を担っているのです。
引用:日本医師会https://www.med.or.jp/komichi/holiday/sports_02.html

呼吸筋が適切に働くことで、体幹部が安定し良い姿勢を保つことができます。さらには肩こりや腰痛の防止にもつながります。
では、どのような呼吸が適切な呼吸と言えるでしょうか。
良い呼吸、悪い呼吸
基本的な呼吸は鼻から空気を吸い、鼻から息を吐き出す呼吸が理想的と言われています。しかし、ランニングやトレーニングをしている際は、より多くの酸素が必要となるため、酸素を取り込みやすい口呼吸に切り替わります。
このように呼吸は時と場合によって変化するものです。
よって、呼吸法に良し悪しがあるわけではなく、身体活動の状況に合った呼吸ができていれば良いと言えるでしょう。
しかし、次のような姿勢の人は要注意です。
肋骨開きっぱなし姿勢は要注意
仰向けに寝た際や真っ直ぐ立った姿勢で肋骨が前方に出っ張っている方が多くいます。この状態を「リブフレア(rib flare)」と言います。リブフレアの状態では反り腰のような姿勢になり、呼吸をする際に重要となる横隔膜や腹筋群が働きづらくなります。横隔膜や腹筋群が働きづらくなると代わりに別の筋肉が働き始めます。
それが脊柱起立筋や僧帽筋上部繊維、斜角筋など、腰や肩に付着している筋肉です。呼吸時にこれらの筋肉が過剰に働くことで腰痛や肩こりになってしまいます。

また、リブフレアをしている方に多いのは息の吸いすぎの傾向もあるため、該当する方は息をなるべく吐くことを意識してみてください。
理想的な姿勢とは
パーソナルジムAIDでは姿勢評価をする際に肋骨と骨盤の平行ラインを重要視しています。
図のように肋骨と骨盤が縦のラインで真っ直ぐになっていれば良い姿勢です。

このような姿勢で適切な呼吸ができれば腹部全体に空気が入り、体幹部が綺麗に膨らみます。
この状態が自然にできるということは冒頭に記載した呼吸筋が適切に働いている証拠とも言えるでしょう。
簡単にできる呼吸ホームエクササイズも過去の投稿で紹介していますので、そちらも合わせてご覧ください。
今回は呼吸が姿勢に及ぼす影響について紹介させていただきました。実際に体験してみたい方は一度体験トレーニングを受けてみてください。体験予約は下記のボタンからお問い合わせください。