
作成日時:2025年5月9日
スクワットで”アレ”をすると膝を痛めるって本当?-パーソナルジムAID広尾

「スクワット」は代表的なトレーニング種目です。
皆さんも一度はやったことがあるかと思います。
トレーニング上級者がたくさんのプレートをつけて逞しい下半身作りとして行ったり、高齢者の筋力低下防止を目的に行ったりと老若男女問わず行えるトレーニングです。
引用:要介護リスク予防としての運動機能向上(移動機能) につながるプログラムの開発研究 要介護者における30秒10回スクワット運動の効果検証
そんな幅広い目的で活用できるスクワットですが、このようなアドバイスを耳にしたことはありませんか?
「膝をつま先より前に出すと、膝を痛めるぞ!」
膝がつま先より前に出ると本当に膝を痛めてしまうのでしょうか?なぜ膝がつま先を越してはいけないのでしょうか?
これらを解剖学を基に紐解いていきましょう!
【そもそもスクワットってどんな動作?】
スクワットは簡単に言えば
「しゃがむ」動作と「立ち上がる」動作で成り立っています。
これらの動作には3つの関節が大きく関与しています。

・股関節
・膝関節
・足関節(足首)
これら3つの関節が同時に折り畳まれれることで「しゃがむ」動作が成り立ち、同時に伸びることで「立ち上がる」動作が成り立っています。
スクワットの重要ポイント!
この時に重要なのが股関節と膝を"同時に動かす"ことです。
「股関節は引く」「膝は前に出す」の両方を同時に動かすことで
「上半身」と「脛」は常に平行ラインを保つことが出来ます。(写真参照)

上半身と脛が平行ラインを保てていれば、股関節と膝関節が同じだけ動作を負担し合っていることになるため、
膝に負担をかけずに安全に行えます。

膝を前に出さないように、股関節を極端に後方へ引きながらスクワットをしている方もいるかと思います。
このような動作だと、膝を痛めない代わりに、腰を痛めてしまう恐れもあるため
どちらか一方へ負担をかけないよう、下半身全体を満遍なく使えるようにしてみてください。
まとめ
スクワットで「膝を前に出してはいけない」
必ずしもそうではありません!重要なのは、股関節と膝の両者がしっかりと動くことが重要です。
これにより、膝に負担をかけずに下半身全体を効率よく使うことができます。
以前の投稿で触れましたが、スクワットの動作では各関節が「スタビリティー」と「モビリティー」の役割を果たす必要があります。
今回のスクワットに関する内容にも深く関係しているため、合わせてご覧いただけるとより理解が深まるかと思います。
https://www.aid-hiroo.com/慢性痛には体幹トレーニングとストレッチのどち/
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