作成日時:2025年5月8日

あまり知られていない逆流性食道炎と呼吸の関係-パーソナルジムAID広尾

ここまで「呼吸」に関しての投稿がいくつかありましたが、これまでは体幹部への影響や肩こり、腰痛への影響について記載してきました。
実は呼吸は「筋肉」や「慢性痛」への影響だけでなく、「」や「臓器」への影響もあります。

本日は呼吸と逆流性食道炎の関係についてお話ししたいと思います!

逆流性食道炎ってどんな病気?

逆流性食道炎とは胃酸や胃内容物が食道に逆流することで、食道の粘膜が炎症を起こす病気です。

症状としては
・胸やけ
・食後のゲップ
・呑酸

などがあげられます。

逆流性食道炎の原因は?

逆流性食道炎の原因として「食生活の乱れ」や「ストレス」「加齢」など様々なものがありますが、実は呼吸筋である横隔膜の機能不全が原因になることもあります。

引用:三越厚生事業団https://www.mhwf.or.jp/column/column02/

横隔膜と逆流性食道炎の関係

食道は喉から胃まで繋ぐ筒状の臓器で、図のように横隔膜の間を通るように形成されています。
横隔膜と下部食道括約筋が一緒に収縮することで、胃酸や胃内容物の逆流を防いでいます。

逆流性食道炎を患っている方は横隔膜の働きが低下しており、腹腔内圧が不安定なため、胃酸や胃内容物が食道に逆流してしまうと考えられています。

横隔膜を機能低下させないためには


横隔膜が機能不全になる要因として「肥満」「筋力低下」「姿勢不良」など様々なことが考えられます。
横隔膜は「呼吸筋」としての役割を持っているため、機能不全になると逆流性食道炎だけでなく、「肩こり」や「腰痛」などの慢性痛にもなってしまいます。

横隔膜を活性させて逆流性食道炎を予防しよう

これまでの内容から横隔膜と逆流性食道炎の関係を理解していただけたかと思います。
逆流性食道炎を予防するためには、横隔膜が本来の機能を保つことが重要な要因の一つです。

横隔膜の機能を適正にするには、これまでも何度も出てきた「呼吸」からアプローチするのがオススメです!
「正しい呼吸のやり方」についてはこちらの記事をご覧ください。


食道と横隔膜がこんなにも密接な関係にあるということを知らなかった方が多いのではないでしょうか?
呼吸はまだまだ他にもたくさんの繋がりがあるため、そちらはまた別の記事でお話ししたいと思います。

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