作成日時:2025年9月15日
「視る」ことばかりになっていませんか?-パーソナルジムAID広尾
みなさんは「感覚器」と呼ばれるものを聞いたことはありますか?
代表的な感覚器には「視覚」「聴覚」「味覚」「体性感覚」などがありますが、もう一つ見逃せないのが “重力”を感じ取る感覚 です。
私たち地球で生活している以上常に重力を受けています。だからこそ地面に足をつけて立つことができ、物が上から下に落ちるという現象が起きますよね。
この 重力を感じ、身体の位置や方向を把握しているのが“脳” です。
呼吸と脳の関係性についての記事は「こちら」から
例えば、
- 今、下を向いている
- 足が地面についている
- 前に進んでいる
といった「方向感覚」は、脳が重力と身体の位置関係を認知することで成立しています。
そしてもう一つ、方向を認識する手がかりとなっているのが「視覚」です。
目で見ることで、空間や物の位置、自分の身体の向きなどを認識しています。
これら様々な感覚器を駆使して、周りの状況を判断しているのですが
近年は長時間のスマホの操作やデスクワークなどから「視覚」頼りになりすぎているかもしれません。
現代人は“視覚優位”になりすぎている?

近年の生活スタイルは、スマホやパソコンなどのスクリーンを見る時間が圧倒的に増えました。
その結果、私たちは視覚情報に頼りすぎる傾向にあります。
視覚ばかりに依存していると、本来身体が持っている「体性感覚」や「前庭感覚(バランス感覚)」がうまく使えなくなってしまうことがあります。
特に、
- 長時間のデスクワーク
- スマホの操作によるうつむき姿勢
- 目線の固定による動きの制限
これらが続くと、体をうまくコントロールできなくなる可能性も高くなります。
視覚に頼りすぎるとどうなるのか?

視覚は私たちにとって非常に重要な感覚ですが、視覚に過度に依存した生活を続けていると、ある問題が起こります。
それは、体性感覚(身体の位置や動きを感じ取る感覚)の低下です。
体性感覚が鈍くなると、
- 自分の体を思うように動かせなくなる
- 筋肉を「動かしている感覚」がわからなくなる
といったことが起こり、結果として体のコントロール力が下がってしまいます。
その結果として、
- 肩こり
- 腰痛
- バランスの崩れ
など、身体の不調につながる可能性が高まります。
固定視が招く肩こりについては「こちら」の記事で詳しく解説しています。
視覚と身体感覚のバランスを取り戻すには?
私たちの身体は、本来「感覚器+運動器(筋肉や関節など)」をバランスよく使うことで、自然な姿勢や動作を生み出しています。
視覚に頼りすぎてしまうことでそのバランスが崩れ、さまざまな問題が起こるのです。
視覚をシャットダウンしたり、普段とは違う視覚の使い方をすることで新たな刺激となり、バランスを整えやすくなります。
例えば、
①目を閉じて歩いてみる
②四つ這いでハイハイしてみる
③目を閉じてストレッチポールの上に寝転ぶ
といったことでも、自分の感覚に意識を向けることができます。
①目を閉じて歩いてみる
目を閉じて歩くだけで、視覚情報が完全にシャットダウンすることになるので、他の感覚器を活用しなければ歩けないですよね。
どの位置に足を出せば安全か、どっちか真っ直ぐか、など意外と難しいですが、簡単にできるので安全を確保した場所で行ってみてください!
②四つ這いでハイハイしてみる
ハイハイは赤ちゃんがやる動作です!
これは実は大人こそやったほうがいい運動動作なのです!
まず、我々の動作の基礎となる「対側運動」が行われています。
歩行では”右足を前に出せは、左手を前に振る”といった反応が起こるはずです。
同様に、ハイハイも立派な対側運動です。
またハイハイで前方に進んでいる際は、床が上から下にスライドしていく形になります。

ハイハイを後方に進むと床が、下から上にスライドしていきます。

このように、床を広くみることや視界の中を景色が流れるもの視るなど、普段は入らない刺激を入れることが重要です。
③電車に乗っているときは外の景色を見る
電車に乗って、通勤や通学をしている際もついついスマホを見がちではないでしょうか?
電車の乗車中は様々な感覚器を働かせるいいチャンスなんです!
まずは電車は必ず移動をしますよね。
前に進みますが、ほとんどの電車は座席の構造上「横方向」に進んでいることになります。
それに伴い、外の景色を見ることで「景色が右から左に流れている」などがわかるはずです。
これらは、スマホを見ている時の「固定視」ではなく眼球を動かしているため「パスート、サッケード」と呼ばれる眼球運動となります。
普段の生活で「固定視」することが増えているからこそ、電車の乗車中の5分だけでも眼球運動を意識してみてください!
”視る”から”感じる”ことへ意識を変えよう
現代の私たちは、便利な生活の裏で「視覚」に偏りすぎた感覚の使い方をしてしまっています。
その結果、本来持っているはずの体性感覚やバランス感覚の機能が低下し、体をうまく使えない、コントロールできないといった不調に悩まされやすくなっています。
しかし、それらはちょっとした感覚への意識やトレーニングで取り戻すことができます。
“視る”ことだけに頼らず、“感じる”ことを大切にしてみる。
それだけで、身体の感度や安定性は少しずつ変わってきます。
視覚を一度手放し、他の感覚と向き合ってみる時間をぜひ日常に取り入れてみてください。
「自分の体ってこんなふうに感じられるんだ」と、新しい発見があるはずです!
体験トレーニングについて

今なら入会すると体験料無料で受けられます!!
パーソナルジムAIDでは、体験トレーニングを75分間で行っています。
75分の使い分けは下記に記載している通りです。1. アンケート・カウンセリング(約10分)
事前アンケートをもとに、お客様の目的や運動歴、生活習慣、体の悩みをヒアリングします。
「ダイエットしたい」「腰痛を改善したい」「ゴルフの飛距離を伸ばしたい」など、目的は人それぞれ。ここでしっかり共有し、トレーニング内容を最適化します。2. 姿勢評価(約5分)
正面・側面・背面から姿勢をチェックし、骨格や筋肉の使い方のクセを把握します。
これにより、弱い部分や過剰に使っている部分を見極め、ケガ予防にもつながるプログラムを作成します。3. トレーニング(約45分)
お客様の目的・レベルに合わせてオーダーメイドのトレーニングを行います。
初心者の方にはフォーム作りから、経験者の方には負荷やバリエーションを加えたプログラムをご提案します。
ピラティスや自重トレーニング、フリーウエイトなど幅広い手法を組み合わせ、効率よく体を動かしていきます。4. 再度姿勢評価(約5分)
トレーニング前後で姿勢の変化をチェックします。
短時間でも可動域や筋肉の使いやすさが変わるケースも多く、効果をその場で実感できます。5. プラン説明・手続き(約10分)
結果をもとに、今後のトレーニングプランをご提案します。
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パーソナルジムAIDに勤務しているスタッフを紹介している記事もあります。「スタッフ紹介①」「スタッフ紹介②」合わせてご覧ください。経歴
ー2020-2025 FLUX CONDITIONINGS
ー2025- 株式会社N-SQUARE資格
ーNSCA-CSCS
ーActive-Aid Program Level 1 修了
ーActive-Aid Program Level 2 修了
ー中学校教諭一種免許状(保健体育)
ー高等学校教諭一種免許状(保健体育)パーソナルジムAID広尾へのアクセス
パーソナルジムAID広尾は、広尾駅と恵比寿駅のどちらからも徒歩圏内でアクセス可能です。通いやすい立地なので、仕事帰りやお出かけついでにも便利です。
広尾駅からのアクセス(徒歩約4分)
① 広尾駅2番出口を出て地上に上がります。
②「広尾散歩通り」を右に曲がり、セブンイレブンを目印に直進します。
③ 約180m進むと「祥雲寺」の門が見えるので左折します。
④ さらに約50m進むと右手に「ナチュラルローソン」があるので右折。
⑤ そのまま10mほど進むと左手に「SR広尾」ビルがあります。
⑥ ジムはビルの4階にあります。恵比寿駅からのアクセス(徒歩約15分)
① 恵比寿駅東口を出て恵比寿ガーデンプレイス方面へ直進します。
②「恵比寿南交差点」を渡り、広尾駅方面へ進みます。
③ 道中に「ナチュラルローソン」や「祥雲寺」などの目印があります。
④ 広尾駅近くの「広尾散歩通り」を右折し、上記の広尾駅からのルートと同じ道順で進んでください。